デジタル写真館(中国)

シルクロード2-2 タクラマカン沙漠縦断
-タクラマカン沙漠・クチャ・コルラ-

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(pic76-84) 午後はホータンのバザールへ。子供達は人懐こくて写真を撮ってくれとせがんでくる。ここでは勿論金をくれとは言わない。バザールでは食料(生・干果物、野菜、肉、ナン、鵞鳥の卵)のほか、衣類、布団、長持ち、金細工など、あらゆる生活用品を売っていた。ナンは大きな石釜の内壁にペタンと貼り付けて焼く。
(pic85) 掲示板には求人票が張り出されている。
(pic86) ケリヤに向かう途中で見かけたロバ車。頑固だが働き者だ。実はこの時、バスの運転手が通学路の40km速度制限の標識を見落として、交通警官に止められていた。罰金200元。
(pic87) ケリヤの街に着くと、添乗員が珍しい帽子が有るといってその足でバザールへ。だが売っている所がよく判らない。この娘に家にも有ると言われて見せられたのが、お婆さんの被っている小さな帽子。このあと路地裏の民家に入り込んで、家中の帽子を買い占めてしまった。
(pic88) 路地裏に有った保育園。カメラを向けるとわざわざ子供を並べてくれた。
(pic89) いよいよタクラマカン沙漠縦断の始まり。地図の上では縦断だが、この沙漠東西が2千km、南北が6百kmというから、短辺を横断というのが正解?ケリヤのホテルを朝8時に出発。30分ほど走ったところで朝日が昇る。
(pic90) ニヤの街まで走ってから沙漠へ向かう道路に入る。暫くは崑崙山脈を背にゴビタンの中を走り、漸く沙漠公路の第一ゲートに辿り着いたのは10時過ぎ。
(pic91-95) 陽が昇りきらぬうちは砂丘の影が長く伸びて、沙漠は黒く見える。
(pic96) 中間点、塔中第二ゲート脇のレストランでラグ麺の昼食。尾籠な話で恐縮だが、道路脇の植栽の影で用を足そうとすると、先人ドライバー達のお土産が一杯で、踏まずに歩くのに一苦労。
(pic97-98) 道路脇には芦を正方格に敷き詰めた内側に、二重、三重にタマリスク、スオスオ、スナナツメ等が植えられ、流砂から道路を守っている。
(pic99) 一刻、沙漠に足を踏み入れてみる。思ったほど熱くはない。陽が頭上に在るため判りにくいが、一つ一つの砂丘の大きさに驚く。ガイドにお土産に砂を幾らでもお持ち帰り下さいと言われ、少しだけ袋に詰める。
(pic100) 沙漠の北辺に近づくにつれ、胡楊の木が姿を見せる。砂に強いこの木を住民が薪にしてしまったのも、沙漠拡大の一因という。
(pic101) 公路脇に点在するカラフルな114戸の建物は、地下水を汲み上げて植栽に散水するためのポンプ室。管理のため夫婦で住み込む。
(pic102) 砂丘が姿を消しゴビタン化し始めたところで、綿摘みをする人々が居た。
(pic103) タリム河は中国最長の内陸河川。結構な水量だがしばしば流れを変えるため、沙漠に彷徨える湖ロブ・ノールを作り出した。現在では他の河川からの給水も行われている。
(pic104) 樹齢数百年以上という胡楊の大木では、江沢民も記念写真を撮ったそうだ。
(pic105) 沙漠はまた天然資源の宝庫でもある。特に北辺では其処彼処に、煙突の先で燃える天然ガスや、石油掘削機の姿が見られる。
(pic106-107) 第三ゲート脇には塔里木沙漠公路の記念碑が建つ。この道路は石油開発会社が作った私道なのだ。(いや、国営企業ならやはり国道か?)
(pic108-110) 石油会社係員による石油製品違法持出し検査を受けると、あとはクチャへと夕日に向かって走る。8時過ぎ日没。空には研鎌の月が。クチャ到着8時半。一日の走行距離866km。


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(pic111-113) 9時前にホテルを出発。風の庭の意味を持つシャマルパク村でタイヤのパンクを修理。チューブを交換、タイヤにパッチを貼って60元(約900円)だそうだ。ちょうど小学生の登校時間。この日は家畜のバザールも有るらしく、羊の群れを追い立てる男も見かけられた。朝から、シシカバブ用だろうか、玄関前で羊の解体をやっていた。
(pic114) 漢代の基地局、高さ13.5mのクズルガハの烽火台。
(pic115-116) やがてバスは険しい山道に入る。その名も塩水渓谷。河原には押し流された岩塩が堆積している。
(pic117-119) 渓谷を抜け更に一頻り走った河原の断崖に、キジル千仏洞が有った。撮影禁止のため、カメラなど手荷物はすべてロッカーに入れる。前に建つ像、鳩摩羅什はインドから仏教典を持ち帰った。洞内の壁には仏教の因果応報の話や、雅楽の演奏、神々の姿などが描かれる。イスラムの侵攻時に殆どの顔を削られ、また一部の壁画は欧州の探検隊に持ち去られたという。お陰で今もキチンと博物館に保存されているのだから、というガイド氏の表情は複雑。
(pic120-126) スバシ故城遺跡を見学。招故厘大寺跡に上ると、遥かに東寺区が見える。かつては一繋がりだったが1950年の大洪水で分断されたという。寺の裏の穴は、王の娘とその子のミイラが見つかった跡。
(pic127-128) 左手に南疆鉄道の石油貨物列車を見ながら、コルラに向けて走る。日没が8時前になった。少しづつ東に移動している。
(pic129-130) 9時過ぎ、漸くコルラのホテルに到着、レストランで夕食を摂る。。石油開発に沸くこの街の5つ星ホテルは大都市並み。料理の幅も広がる。
(pic131-133) 街並みも綺麗に整備されて青島のようだ。孔雀河は夜間にはライトアップされる。この河もかつてはロブノールに注いでいたが、今は沙漠の中で涸れると言う。
(pic134-136) コルラからウルムチまでは1時間足らず。南方航空のプロペラ機で移動。
(pic137) 空港前のレストランで昼食。レストラン前の椅子に鋏と包丁、それにクッキーが。何のおまじないかと思ったら、葬儀帰りの客の厄落としだそうだ。
(pic138-139) 楼蘭の美女などミイラ6体を初め各種出土品や、民族衣装などを展示している新疆ウイグル自治区博物館は、綺麗に建て替えられていた。
(pic140) 二道橋バザールで最後の土産物を物色。ここ中国の各地では、日本では撤退してしまったカルフールが健闘している。
(pic141-144) 旅行最終日。ウルムチから西安で乗り継ぎ、帰国の途に着く。ウルムチ空港でちょっとしたトラブルが。私ともう一人のツアー客がスーツケースを開けさせられる。スーツケースを放り投げられても大丈夫なように、ペットボトルに移し替えて入れた沙漠の砂が、X線検査で引っ掛かった。ご丁寧にペットボトルの上から何重にもビニール袋で包んだ物を出して、係員の鼻先に突き出した。再度X線を通してようやくOKが出る。帰宅後荷物を調べると、前日カルフールで買った一口月餅が無かった。多分この時に戻し忘れたのだろう。ウルムチから西安まではまだシルクロード。左右遠くに雪山と、眼下に赤茶けた荒地を見ながら飛ぶ。西安空港ではジャケットも脱げ、帽子も取れといわれ、すべてX線を通す。
 ウルムチ発9:45、成田着20:20
 7日間のバスでの総走行距離(市内観光を除く)2530km、強行軍の連続だった。
    (2006年9月)


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Photo by INO, Shohta with NIKON D70 & RICOH Caplio R4.
      Arranged with Photoshop CS2.

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