1,400万人の人口を擁す中国最大の都市、上海。かつて欧米列強の租界だった頃の面影を残しつつも、金融・商業の中心として急速な発展を続けている港町。

(pic01-02) 浦東空港が開港し国際便が虹橋空港から移転してから、浦東地区にはマンション、工場が増加している。外灘を右手に見ながら南浦大橋を渡ると、いよいよ旧市街にはいる。
(pic03-06) 一歩裏通りに入れば相変わらず中国の下町風景に出会えるが、表通りは高層ビルが立ち並び、何時来ても建設ラッシュが続いている。
(pic07-08) 観光客に知られた南京路は新宿的な賑わいだが、上海っ子には原宿的な雰囲気を持つ准海中路が人気だ。ここで地味な服装の、茶髪の若い二人連れと出会ったが、日本人だった。地下鉄も2号線ができてより便利になったようだ。
(pic09-20) 上海を訪れると一番先に連れて行かれる豫園。独特の反り上がった屋根と、塀の上の龍と、庭石が美しい。pic19は中秋節の飾り付け。
(pic21-24) 豫園の入り口の池には九曲橋がかかる。中国の庭園にはこの形の橋が多く、足の無いキョンシーが渡れないからだという。池の中の湖心亭は落ち着いた雰囲気の喫茶店。
(pic25-26) 歴史のある緑波廊では高級点心が食べられる。
(pic27-29) 豫園商場は浅草的な雰囲気だとよく言われるが、お上りさん的観光客相手の店も多いようだ。添乗員氏曰く、「ここで迷子になったら、かつて日本人だったことは忘れてください。」
(pic30-31) 上海博物館は建物の造りもモダンだ。入り口で、日本語で吹き込まれたIC説明器を借り、首にぶら下げて回る。
(pic32-34) その前が人民広場で、向かいが市役所。左右には音楽堂、美術館などが並ぶ。
(pic35-38) 外灘(バンド)は黄浦江沿いの旧租界のビルが残る。中には傾きかけたものもあり、保存が大変そうだ。土手の上は散策路になっていて、浦東側のビルも一望できる。通りの突き当たりガーデンブリッジの向こうが上海大厦(ブロードウェイマンション)。そういえば、2001年夏に書き換えられた日本のあるホームページに、ガーデンブリッジの袂に書かれた言葉をもじったものがあった。和平飯店のジャズバンドは有名だが高齢化しており、メンバーが欠けたら聞けなくなるらしい。
(pic39-41) 東洋一のテレビ塔、東方明珠塔は一部がホテルになっていて、展望台からの眺めを楽しめる。97年には浦東は古い住宅街の取り壊しの最中だったが、2000年には跡形も無くなっていた。
(pic42-48) 黄浦江の遊覧船は、時間が許せばナイトクルーズと洒落たい。外灘、浦東両岸のライトアップが楽しめる。
(pic49-51) 徐家匯天主教堂。3,000人収容できるというカトリックの教会。
(pic52) 上海料理といったらこれを抜きには語れない。上海蟹は、実は陽澄湖で養殖しているのだそうだ。
　 　　　　(2000年9月)
　 　　　　(1997年9月) pic6-8,11,40,41,49-51

　　　　　　　　　Photo by INO, Shohta